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読んだ本の感想をつづったブログです。


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Jam (著), 名越康文 (監修)
サンクチュアリ出版 (2018/7/7)


心理的に落ち込んだり、くよくよ悩んでしまったりすることに対し、気持ちを多少なりとも楽にするための考え方を4コマ漫画とともに語っている作品。

タイトルは自分に対して傷つける言葉を放った人なんて、それほど自分のことを気にしているわけでもないということを意味してのことで、加害者と被害者でいかに認識が違うかを表している。

現代っぽいという印象があるのは、SNS疲れに関する話が目立つことによるものと思われ、SNSを通してどれくらい他人とのやり取りをしているかでこの手の悩みを持つかどうかが違ってくるのかと思う。

他にも、仕事や人間関係に関する言葉で、印象に残る言葉が多く、読みやすい中にもなるほどと思えたりした。
売れているだけの内容の作品だとも思った。





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#ババババンビ
#HASHTAG RECORD (2022/3/27)


現在7人組のアイドルグループ・ババババンビによるセカンドアルバム。

少し前に熊本で開催されていたライブにいってなかなか良かったので、『強く儚い大馬鹿者たち』に続けて購入した。

基本的にはライブで歌われていた曲が多く、かっこいい曲調とダンスが印象に残る「星形」、MVが公開されている「キスしてほしい」、コミカルな感じの「とぅーまっそ」など9曲が収録されている。

ライブでは思っていた以上にパフォーマンスが良く、特に水湊みおのダンスが印象に残っている。

また都合が合えば、ライブを観に行ってみたい。









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天野 忠幸 (著)
中央公論新社 (2021/10/18)


足利将軍家と管領の細川京兆家から下剋上を果たし、信長の時代まで畿内を支配してきた三好氏の業績を語っている作品。

応仁の乱、明応の政変を経て畠山氏が政長流と義就流、足利将軍家が義澄流と義稙流、細川京兆家が澄元流と高国流に分かれて抗争するようになり、細川家の家臣だった三好家からは之長(ゆきなが)、その孫の元長、その子の長慶が活躍している。

本書ではこれまで読んだ歴史読み物で描かれてきた話と大きく違うことがいくつも出てきて、まず人名からしてかなり違っている。
知られている名前と一次史料に出てくる名前が違っていて戸惑うことが多く、例えば下記のような人物がそれに当たる。
  • 三好義賢→実休(長慶の弟)
  • 細川持隆→氏之(澄元の息子、晴元の弟)
  • 三好政康→宗渭(政勝、宗三=政長の息子)
  • 岩成友通→石成友通
  • 十河存保→三好義堅(実休の息子、長治の弟)
之長は阿波から渡海して活動していたのではなくて元々畿内に住む細川京兆家の家臣から成りあがったとか、三好氏は小笠原氏と同族とは限らないとか、松永久秀は一次史料では特に三好家で悪事をやっていたことが確認できないなど、何となく抱いていたイメージを覆す話が多くて驚く。

澄元流の細川京兆家に仕えてきた三好氏では、長慶もまた晴元に忠義を尽くす姿勢を見せたものの、晴元が判断ミスを繰り返して孤立したことで、高国流の細川氏綱に乗り換えて晴元を見捨てることになる。

そこから将軍・足利義輝との戦いや駆け引きを繰り返すことになるが、義輝は将軍としての務めを果たさずに朝廷からの信任を失う一方、長慶が代わりに務めるシーンが多く出てきて、「悲劇の剣豪将軍」というイメージで語られがちな義輝も、多くのしくじりがその末路につながったのだろうと感じた。

これまでの権力者たちと異なり、将軍がいなくても畿内を支配できることを示した長慶だったが、周囲の勢力の対立に苦慮することも多く、弟の一存や実休、嫡男の義興、そして長慶自身が死ぬと、足利家や細川家で発生したように今度は三好家内部で内紛が発生し、義輝の殺害事件もあって畿内は混乱状態に陥る。

周辺の織田、朝倉、斎藤(一色)、六角、若狭武田、毛利、浦上、長宗我部といった勢力を巻き込んで敵味方が入れ替わっての戦いが続くこととなり、信長を中心とした視点では出てこない話が多く出てくる。

予備知識が少ない人物が多く出てくる上、誰と誰がいつの時点で敵と味方なのかが分かりにくく、小説やドラマにしづらいのだろうとも感じた。
かなり濃い内容の話が書かれていて、マニアックな歴史が好きな人には非常にいい作品だと思う。




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流光七奈 (著), 宮咲ひろ美 (イラスト)
イースト・プレス (2018/6/13)


霊が見える占い師の妻が、生前は歯科医師でがんで亡くなった夫と交流するコミックエッセイ。

夫は3回忌まではその辺にいて、3回忌で天国に行ったのだが、線香を通して電話のような形で話ができることが描かれていて、「???」という感じなのだが、まあ日本人の死生観と大きな差はないので、そういう考え方なのか?と思いながら読んだ。

人生で課題をこなして生まれ変わるとか、生まれ変わっても同じパートナーになることがあるなど、輪廻の思想も入っている。
作者みたいに仲のいい夫婦ならいいだろうが、トラブルの絶えない夫婦が生まれ変わっても同じことになったら大変だろうと思ったりもした。(前世の悪事の罰などであれば分からないでもない)

ご先祖様たちの例とともに神社に出かけたり、夫が経営していた歯科医院の引き継ぎ先の人を探す話などが収録されていて、ほのぼのとした絵のタッチもあって気軽に読める。

信じるか信じないかは読者次第なのだろうが、信じても不快にならなそうな内容なのはいいと思う。





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