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読んだ本の感想をつづったブログです。



HKT48
Universal Music (2022/06/22)


アイドルグループ・HKT48の15枚目のシングルCD。
タイトルにもあるようにさわやかな感じの夏曲で、今後も夏に開催されるコンサートやフェスなどでも多く歌われることになりそうだと感じる。

MVはゲームの世界をイメージしたと思われるもので、歌詞とは必ずしも一致しないものの、これはこれでいい。
先月に行ったコンサートでも披露されていて、楽しむことができた。

今作の選抜メンバーは昨年のシングル『君とどこかへ行きたい』やアルバム『アウトスタンディング』の表題曲「突然 Do love me!」などで選抜に入っていた上島楓、田島芽瑠、水上凜巳花、松本日向が卒業で抜け、6期生が選抜に入ってくる前と世代交代が入る時期で、非選抜のメンバーにとってはかなりのチャンスだったと思う。

例えば『12秒』で村重杏奈や植木南央、『早送りカレンダー』で荒巻美咲や駒田京伽が選抜復帰した頃を思わせる。

ここでチャンスを掴んだのが選抜に復帰した小田彩加や今村麻莉愛、初選抜の市村愛里らということになる。
小田はこれまでも選抜に入ったり外れたりとボーダーラインにいたメンバー、今村は劇場での貢献度が認められたと思われる結果、市村は5期生で上位にいた上島と水上が抜けて繰り上がったのと徐々に人気を上げてきたからという印象がある。

次のシングルでは確実に外れるのは卒業予定の松岡菜摘のみで、6期生から最上奈那華や井澤美優など数名が入ってくることが予想され、選抜争いはかなり熾烈になると思っている。

そして、運上弘菜が2~3番目、地頭江音々と豊永阿紀が4~5番目、他にも堺萌花と武田智加が選抜に入っていて非選抜は宮崎想乃のみと、4期生が主力になってきているのが分かる。

カップリング曲はタイプAが渕上舞がセンターを務める「向日葵の水彩画」、タイプBが渡部愛加里がセンターの「充分、しあわせ」で、前者が1期、2期、3期、ドラフト2期、4期から、後者がドラフト3期、5期で構成されていて、4期生が既に年長側にいるのが時代の流れを感じさせる。

11月に福岡市内でコンサートが開催されることが先月発表されており、都合がつけば行きたいと思っている。




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鈴木 博毅 (著)
日本経済新聞出版 (2022/2/2)


古今東西の歴史上の戦いから戦略的なポイントを見つけ、現代の企業活動で近い例を挙げるなどしている作品。

ペルシア戦争あたりから湾岸戦争までが例として挙げられていて、知らなかったり概略しか知っていなかった戦争の話などは興味深い部分もあった。

ただ、歴史上のIFでは「こうすれば勝てた」の話では状況的にそこまでの結果になるには色々と無理があるだろうと感じられる話があったり、結果論から戦略を得るのは危険なのでは?と思ったりで、そこまで納得いくものかというと疑問があった。

記述自体は分かりやすいものの、結論が…という感想である。
おそらく、読む側のレベルが本書の内容についてこれなかったのだろう。




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村井 章介 (著)
筑摩書房 (2012/4/1)


アイヌや女真などの北方、朝鮮、琉球、ポルトガルなどとの交易、倭寇と呼ばれるが実態は中国人、朝鮮人、ポルトガル人、ムスリムなどを含む貿易集団、朝鮮から伝わった精製法により増産された日本銀によるインパクトなど、戦国時代の日本を取り巻く情勢を語っている作品。

この時代は明や李氏朝鮮が貿易の制限をしていたことと、日本が室町幕府の支配力が弱かったこと、琉球が中継貿易国として明から優遇されていたが後に貿易量が減ったこと、遼東で明の地方官とヌルハチのような女真など周辺の民族のボスが交易で力を蓄えていた話などがなされていて、それぞれの事情がつながったりつながらなかったりする話が面白い。

中国や朝鮮の汚職体質はこの時期も健在のようで、例えば朝鮮の法で銀の精製法は流出禁止だったのがさまざまなルートから漏れていった話や、貿易を制限するやり方の是非がどうなのか?というところなど時代を越えたところで考えさせられる。

倭寇の話は例えばフランシスコ・ザビエルの書簡にも書かれていて、乗った船の船長が悪魔(多分道教の神)に祈りをささげているとか、不要と思われる寄港を繰り返していた(多分密貿易のため)など、立場の違いによる記述が紹介されているところも興味深い。

各国の法を潜り抜けようとする倭寇集団は、各国の税金を逃れようとする現在のGAFAのような多国籍企業と重なる部分も感じたりもして、色々と考えながら読んでいった。




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西森 博之 (著)
小学館 (2011/4/15)


1980~90年代に連載され、少し前に実写版のドラマや映画にもなったヤンキーが主人公のギャグマンガの第1巻。

金髪にしてヤンキーとしてデビューを果たそうとした主人公の三橋は同じ美容室で野暮ったい状態からトゲトゲ頭にした伊藤と出会い、張り合ったり協力したりして多くの騒動を起こすというものとなっている。

面白いのは面白いが、やはり時間が経過してちょっと古びている感じは否めないのと、好き嫌いで言うとそれほど好きなタイプの作品というわけでもなかった。

ドラマは観ていないが、現代に合うようにアレンジされているのだろうと想像している。



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藤野 英人 (著)
光文社 (2018/6/13)


「ひふみ投信」を運営するレオス・キャピタルワークスの創業者が、日本社会で起こっている変化への期待を語っている作品。

GG資本主義のGGとは「ジジイ」のことで、老人が昔からなされていて時代に合わなくなってきた考え方や行動様式を押し付ける傾向のことを指していて、必ずしも老人のことをけなしているわけではない。

例として挙げられているのが、以前読んだ『カリスマ鈴木敏文、突然の落日 ―セブン&アイ「人事抗争」全内幕―』にも書かれていた、鈴木敏文氏に近い顧問(81歳)が、セブンイレブンの社長(58歳)が退任してくれないからとその父親に説得を依頼する話で、著者は何度ものけぞりそうになったと語っている。

こうした傾向が大企業が不振の原因で、中小企業はそれなりに業績を上げていること、2014年に発表された「伊藤レポート」が企業に与えた衝撃や金融庁での森信親長官(当時)による改革など、過去の旧弊を改める動きが出ていることに期待していることが伝わってくる。

そして、起業する「ベンチャーの虎」や地方で活躍する「ヤンキーの虎」の他に、「社員の虎」あるいは「トラリーマン」といった三種類の虎(群れるライオンではなく自立した存在という意味)がもっと出現することを期待している。
特に3つ目の「社員の虎」とは企業に所属していながらも自分の意志を強く持って活動する人のことで、こうした動きを考え方ひとつでできるはずだと鼓舞している。

投資家として高い理想を持ち活動してきた人の話なだけあり、前向きなことが書かれていて興味深く読んでいくことができた。




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