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読んだ本の感想をつづったブログです。



河合 敦 (著)
ビジネス社 (2023/10/20)


日本史に出てくる人物たちが、後継者選びや育成において成功したり失敗したりした事例を紹介している作品。

家康の成功と秀吉の失敗という対比や、毛利元就の「三本の矢」のフィクションのようによく知られるエピソードの他、細川忠興の家を安泰にするためのなりふり構わないやり方、伊達政宗と長男で宇和島藩祖の秀宗との確執など、戦国武将の話が目立つ。

関ケ原の合戦で親と子で西軍と東軍に分かれる例は多いが、有名な真田家ではなく志摩の九鬼家をチョイスしているのが渋くていい。

後継者に恵まれなかったりプレッシャーに押しつぶされた例もままあり、親鸞の長男の善鸞や渋沢栄一の長男の篤二の話が書かれていて、必ずしも本人の責任だけとは言い切れないと思う部分もある。

現在は寝具の大手として知られる西川家が業態を変えて生き残ってきた話や、三菱の岩崎家が弥太郎の死後にどのように状況と戦ってきたかなど、あまり知らなかった話も多く、興味深く読むことができた。




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