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読んだ本の感想をつづったブログです。



昨日、九州国立博物館に「生誕270年 長沢芦雪 ― 若冲、応挙につづく天才画家」展を観に行った。

長沢芦雪(1754-1799)のことはあまり予備知識がなかったが、足のない幽霊を日本で最初に描いた円山応挙の弟子ということもあり、関心を持ったのが理由である。

入ってみると最初の方に応挙が描いた幽霊の絵と、芦雪がそれに倣って描いた幽霊の絵が展示されていて、既にテンションが上がった。

そこから、現代でもゆるかわと評価されそうな丸っこく描かれた犬の絵や、くねくねした感じのユーモラスな龍の絵、大きく描かれていながらよく見ると猫のような愛嬌が感じられる虎の絵など、多彩でダイナミックな画風が伝わってきて楽しめた。

芦雪は師の応挙の代理として、応挙の友人だった禅僧とともに南紀(和歌山県南部)を訪れて多くの寺院に絵を残していた時期が一つの転機だったことや、46歳で大阪で謎の死を遂げたことなども紹介されている。

芦雪の少し上の世代には師の円山応挙だけでなく、伊藤若冲、曽我蕭白、池大雅、与謝蕪村といった錚々たる絵師たちがいて、しかも京都の近いエリアに住んでいたというのがなかなかすごい。
彼らの絵も展示されていて、画風の違いも感じられた。

初めて目にする絵で楽しいもの、印象に残るものなども多く、大いに楽しむことができた。





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