fc2ブログ

『源内万華鏡』:雨読夜話

ここでは、「『源内万華鏡』」 に関する記事を紹介しています。
源内万華鏡 (講談社文庫)
源内万華鏡 (講談社文庫)
清水 義範
講談社 2001-10

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
平賀源内を歩く―江戸の科学を訪ねて
風雲児たち (5) (SPコミックス)

エレキテルで知られる江戸時代の学者、平賀源内の生涯を描いた歴史小説。

高松藩の下級武士として生まれた源内は、狭い高松藩に飽き足らず江戸へ出て活躍することになる。出世する気もあったようだが、脱藩の際に藩からお構い(移籍禁止)が出されたために他藩への仕官ができなくなってしまう。だが、源内の気質を考えると仕官せずに正解だったような気もする。

もともと専門とした本草学だけでなく医学、西洋絵画、鉱山採掘などさまざまな分野に手を出す。特に日本各地の物産を持ち寄った形での今で言う博覧会を企画・開催させたのは、閉塞的なイメージのある江戸時代にあってはもっと評価されてもいい。

ただ、性格がせっかちだったためかそれぞれの分野は後輩や弟子に譲っているようであり、後世での印象がいまひとつになっている。

清水義範の軽妙な文章と源内の事跡がマッチしていて面白かった。



にほんブログ村 本ブログへ
スポンサーサイト




関連タグ : 清水義範,

この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック