『先生、子リスたちがイタチを攻撃しています!』:雨読夜話

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先生、子リスたちがイタチを攻撃しています!
先生、子リスたちがイタチを攻撃しています!
小林朋道 (著)
築地書館 2009-07-09

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『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!』『先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!』に続く、生物学者による周囲の動物たちとの交流を描いたエッセイの第3作。

本作でも前作と同様、ユーモラスな語り口で動物たちとの事件の数々が書かれており、子リスが天敵を認識した際の威嚇行動とフェレット(イタチの一種)が受ける反応、大学構内でのモグラとの遭遇と捕獲後の実験、夜間にイモリやヤモリを捕まえようと奮闘する場面などの事件が扱われている。

また、モグラを見つけて少しびびり気味の著者をよそに平然とさわってしまう学生にショックを受けたり、カヤネズミを捕獲してきた学生たちに対して名前がしばらく思い浮かばずに焦ったりと、大学教授としての”張りぼての威厳”を保とうと苦心している様が面白い。

著者は人間動物行動学を提唱しているだけに、人間が動物をかわいがるメカニズムや、人間や動物が秩序やきれいさを選択する生物的な理由を考察しているなど、面白いだけではなく生物学について考えさせられるような内容ともなっていてなかなか奥が深い。

比較的早く読み終えることができる割に、印象にも残る。


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