『かつどん協議会』:雨読夜話

ここでは、「『かつどん協議会』」 に関する記事を紹介しています。
かつどん協議会 (集英社文庫)
かつどん協議会 (集英社文庫)
原 宏一 (著)
集英社 2009-01-20

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『床下仙人』という作品が書店員の支持を受けるなどしてベストセラーになった作家による3つの中編からなる小説集。

カツ丼好きの主人公がふとしたきっかけでかつどん協議会という会合に出席し、それぞれの食材の団体による激論や引き抜き合戦などのドタバタを描いた表題作の他、
  • くじ引きで政治を決定するという信条を持つ老人が登場する「くじびき翁」
  • 弁護士ならぬ謝罪士を名乗る人物が登場して謝罪という行為がいかに攻撃的に利用できるかを語る「メンツ立てゲーム」
の3作品から構成されている。

日常のちょっとしたところから異常なまでに掘り下げていくという話の進め方が楽しく、他のレビューなどでは著者の作風がカフカや星新一に近いようなことも言われているようだが、むしろ筒井康隆やかんべむさし、清水義範といったところに近いと思う。

ちょっと脱力系なところがなかなか面白くて軽く読むことができるので、他の作品も読むことになるかと思う。

[著者の他の作品]

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