『宇宙世紀科学読本―スペース・コロニーとガンダムのできるまで』:雨読夜話

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宇宙世紀科学読本―スペース・コロニーとガンダムのできるまで
宇宙世紀科学読本―スペース・コロニーとガンダムのできるまで
永瀬 唯 (著)
角川書店 2001-05

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「機動戦士Zガンダム」「機動戦士ガンダムZZ」の設定担当者による、U.C.ガンダムの世界設定について、現代の科学で提唱された理論、米軍やNASAで検討された幻の計画などが書かれている本。

具体的には、
  • モビルスーツにつながる二足歩行を行うロボットやパワードスーツ
  • 宇宙ステーションやスペースコロニー、そしてそれらの建造過程で使用されるマスドライバーやマスキャッチャー
  • 木星の大気から抽出したヘリウム3を利用した核融合の動力
  • スペースコロニーを利用したコロニー・レーザーやソーラ・レイなどの大規模破壊兵器
  • ミノフスキー粒子によるミノフスキー・クラフトやビーム兵器
といったあたりで、ミノフスキー粒子関連を除くとトンデモ科学ではなく、実際に研究されていることが多いことが分かって興味深い。

モビルスーツ関連の技術では二足歩行の部分を除けば、何らかの形で開発されてきた実績があり、さらにはホンダのASIMOのようなロボットも開発されたことや、原子力戦闘機(!)のメンテナンス用にガンタンクそっくりの形状の作業ロボットが試作されたことなど、SFと科学の両分野にまたがる内容がさまざまに紹介されていてわくわくする。

二足歩行をするモビルスーツは脆弱な関節部を狙われると弱いので実際の軍事ニーズはあまりないようだが、例えばクモ型歩行で山岳地帯のような劣悪な地形でも軽々と移動できるトラックや建機くらいなら現在でも開発できそうな気がする。
デザインや安定性に課題がありそうだが、けっこうニーズがあるのではないかと思う。

少し古いがこの手の分野は好きなので、かなり楽しむことができた。

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