『新宿遊牧民』:雨読夜話

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新宿遊牧民
新宿遊牧民椎名 誠 (著)
講談社 2009-10

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『哀愁の街に霧が降るのだ』、『新橋烏森口青春篇』、『銀座のカラス』、『本の雑誌血風録』『新宿熱風どかどか団』など、椎名誠とその仲間たちの行動を描く私小説の続きで、小川いっぱい小説と名づけている。
時代としては作家デビュー後から最近にいたる比較的長いスパンで、あやしい探検隊でのキャンプや国内やモンゴルでの映画制作、太田トクヤ氏の経営する居酒屋での仲間たちとのやり取りなど、椎名とゆかいな仲間たちの活動が描かれていてぐいぐい読み進んでいくことができる。

椎名と組んで数々のイベントを成功させてきた広告代理店の社員で後に会長まで登りつめる岩切氏や仲間たちの集まる居酒屋を経営する太田氏、そして最近出版された『わしらは怪しい雑魚釣り隊』『続 怪しい雑魚釣り隊―サバダバサバダバ篇』に登場する西沢氏や名嘉元氏、ヒロシ氏や海仁氏などのメンバーについてもその出会いやこれまでについても書かれていて面白い。

年代的なスパンが長いために既に故人となってしまった人々も多く、小安氏や依田氏など以前の椎名作品に登場していた人が亡くなっていることを知り切ない気分にもなった。

椎名が大作家になった後も多くの仲間たちと遊びを楽しんでいるところや、ヒロシ氏や西澤氏、岩切氏たちのとんでもないエピソードの数々が面白く、一気に読んでいくことができた。
特に若き日の岩切氏が作家・開高健氏に釣りの企画を持ちかける話や、ヒロシ氏の大食いエピソードなどは何度読んでも笑ってしまう。


[岩切氏が作家・開高健氏に釣りの企画を持ちかけるエピソードが書かれている作品]
長靴を履いた開高健 (ラピタ・ブックス)
「長靴を履いた開高健 (ラピタ・ブックス)」
 著者:滝田 誠一郎
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