『闘技場―フレドリック・ブラウンコレクション』:雨読夜話

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闘技場―フレドリック・ブラウンコレクション (ボクラノSF)
闘技場―フレドリック・ブラウンコレクション (ボクラノSF)
フレドリック ブラウン (著), 星 新一 (翻訳)
福音館書店 2009-02

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比較的若い人向けを意識したSFシリーズから出ている、フレドリック・ブラウンの短編集。
以前読んだ『さあ、気ちがいになりなさい』と同様、ショート・ショートで知られる作家の故・星新一氏が翻訳を行っており、復刊ということになる。

敵対する異星人と1対1の決闘をするはめになるというシチュエーションを描いた表題作の他、ある人物から書かれたという形式の「不死鳥への手紙」や星空の異常に戸惑う人々の混乱を描く「狂った星座」、ちょっと偏屈な科学者と宇宙から戻ってきたネズミの話である「星ねずみ」など、驚くべき発想と意表をつくストーリー展開を楽しむことができる。

収録されているほとんどの作品は中村保男氏や小西宏氏の翻訳による創元SF文庫から出ている『スポンサーから一言』や『宇宙をぼくの手の上に』などで読んだことがあるが、星氏の翻訳だと独特の文体が影響して違った味わいになっているのが面白い。

また、漫画家の島田虎之介がイラストを描いていて、最初は違和感があったが「ユーディの原理」に描かれた欲に目がくらんだ感じの主人公とその友人の絵などはゆるさがよく合っていてこれもいい感じだった。

かなり以前に書かれた作品であるが、構成の大枠やストーリー展開などはあまり古びておらずこの意味でもすごいと思う。

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