『「優柔決断」のすすめ』:雨読夜話

ここでは、「『「優柔決断」のすすめ』」 に関する記事を紹介しています。
「優柔決断」のすすめ (PHP新書)
「優柔決断」のすすめ (PHP新書)
古田 敦也 (著)
PHP研究所 2009-10-16

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元ヤクルト・古田敦也による捕手や監督の視点からの自己啓発書。
近所の古本屋で『野村再生工場 ――叱り方、褒め方、教え方』とともに100円で販売されていたものを購入した。

タイトルにある「優柔決断」とは言うまでもなく優柔不断をもじったものであり、決断するのが重要なのは当然として、そこまでに至る過程で、
  • 情報を集め、整理・分析する
  • 必要があればブレる・変わる
  • 悩む
といった形でできる限りの準備を行った上で腹をくくった決断をするというニュアンスで書かれている。

繰り返し書かれているのが、
  • 変化を受け入れ、取り入れて進化する
  • 失敗してもいいからやってみて経験を積む
  • 成功するイメージにとらわれすぎず、まずは目の前の課題を全力でこなす
といったところで、納得しやすいことが多い。

また、選手や監督としてのエピソードも多数述べられており、こちらも面白い。
例えば、古田のバッティングフォームは例えばイチローがオリックス時代にやっていた振り子打法や中日・落合監督の現役時代における神主打法のようなはっきりした型がイメージしづらいが、これは対戦相手やコンディションによってフォームやバットを変えていたことが理由としてあることが分かった。
驚いたのは、イチローや落合監督など名打者たちのフォームを練習で真似してその原理を理解しようと努めていたという話で、研究熱心さが伝わってきた。

他にも野村克也・若松勉の両監督から受けた影響についても書かれており、特に野村監督に対しての、口は悪いが傾向ははっきりしているため必ずしも仕えにくい指導者でもないと書かれているあたりは興味深かった。

監督として微妙な成績だったこともあって読む前は内容にあまり期待していなかったが、思った以上に面白くてためになる内容なので良かった。
本書を読んでから、必ずしもヤクルトでなくてもいいので専任監督としての活躍を見たくなった。
(例えば楽天とかオリックスとか横浜とか)


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