『ももこの世界あっちこっちめぐり』:雨読夜話

ここでは、「『ももこの世界あっちこっちめぐり』」 に関する記事を紹介しています。
ももこの世界あっちこっちめぐり
ももこの世界あっちこっちめぐり
さくら ももこ
集英社 1997-06

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『ちびまる子ちゃん』で知られる漫画家・さくらももこによる、雑誌non・noで連載されていた旅行エッセイをまとめている作品。
2ヶ月前にブックオフで105円で販売されていたものを購入して読んだ。

スペイン・イタリアへの旅を皮切りに、バリ島、アメリカ中西部、パリ・オランダ、ハワイと、著者が行きたいところへ主に夫とともに出かけたエピソードの数々が書かれている。

  • スペイン・イタリアへの旅で夫が腹痛になり”今日は絶食する!”と宣言しながら誘惑に負けて料理を食べ過ぎあとで毎回のたうち回るシーン
  • バルセロナでアントニオ・ガウディの建築物に圧倒される
  • バリの画家が多く住む村で、購入した絵を描いた画家の家へ出かけて歓談する話
  • ラスベガスで、アーケードの照明を用いたショーやマジックに感動する
といったところで、興味深いものも多い。

また、アメリカ中西部への旅では『まる子』で酒好きでテキトーな人物として描かれる父ヒロシも同行しており、そのキャラクターも伝わってくるのが楽しい。

他にも当時はインターネットが普及していなかったこともあるのだろうが、著者がフランスのピエール・ラニエという少しマイナーなブランドの腕時計が大好きで、パリに出かけたのもその時計を収集するというのが最大の目的だったということに少々驚かされた。

※これがピエール・ラニエの腕時計のひとつ


著者のエッセイを読むのは初めてだったが、語り口がテレビアニメでのまる子そのものであり、ちょっとおばさんっぽさと子どもらしさが残ったところが混じった感じで楽しい。
行き先自体はさほど珍しいところではないが、独自の視点とずっけこエピソード、そしてそれに対するキツいツッコミが随所で書かれていて何度も笑いながら読んだ。

これまで読んでいなかったのが不覚と思えるくらい面白い。
エッセイストとして少々甘く見すぎていたようだ。

[著者の代表作]

[著者の代表的なエッセイ]

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