『学問のすすめ―自分の道を自分で切りひらくために』:雨読夜話

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学問のすすめ―自分の道を自分で切りひらくために
学問のすすめ―自分の道を自分で切りひらくために
福沢 諭吉 (著), 岬 龍一郎 (翻訳)
PHP研究所 2004-05

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福沢諭吉の『学問のすすめ』を現代語に翻訳している作品。

「天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず」とはあまりに有名な言葉だが、この先どのようなことが書かれているかは意外と知られていない。
単に人間が平等であるということを書いていると見せかけて、実は学問をしてきたかしていないか、それを実行に移したか移していないかということで大きく異なるという意味の話に続き、タイトル通り学問の重要性を語ったものとなっている。

また、独立した精神を持つということについても何度も強調しており、学んだことを社会や国家のために活かすという考え方は儒教の修身斉家治国平天下にもつながっているようにも感じられる。

語り口に上から目線の感じが強いことや、赤穂浪士をケチョンケチョンにけなすなどの理想主義すぎるところなどは違和感というか鼻につくところがある。
同時代人の渋沢栄一による『現代語訳 論語と算盤』と比較すると、どう考えても『論語と算盤』の方が受け入れやすい。

ただし後半でスピーチの重要性や怨望の有害さ、疑うことの必要など個人レベルのみでも役立つ考え方も多数書かれており、一万円札に肖像画が使われているだけのことはあると思う。

[本書の訳者が翻訳あるいは編纂している作品]

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