多数の著作で売れている心理学者・内藤誼人による、メールで効果的に好感度を上げるテクニックを紹介している作品。
まずは
- 早い返信を受けたら感謝の意を伝える
- シンプルで分かりやすく
- 分量は相手に合わせる
- タイトルや結びの一文にこだわる
- 面倒な依頼を断る際は、過去のせいにする
(ex.○前までなら、お受けできたのですが…) - 相手を怒らせてしまった場合は、”わざとではない”ことと”謝る”ことで状況改善が見込める
- お願いする時はまずホメる
- 説得には比喩を効果的に使用する
- 友人にもきちんと感謝や謝罪の意思を伝える
- 愚痴なんて言えば言うほど感情が高まるので、ほどほどに切り上げさせる
読むと適切に使用すれば効果を上げられるものが多いと思うが、一歩間違うとスベッたり逆効果になりかねないものも多いので注意が必要である。
また、こうしたテクニックは基本的なメールの作法やマナーができていてこそ活きるものであり、それ以前の心づかいができていない人が多いようにも思う。
メールは情報が限られているがゆえに、ちょっとした気持ちや人柄が拡大して伝わりかねない部分があるように感じる。
この利点を活かしつつ弊害を最小限に抑えるのがなかなか難しい。
- 著者の作品について書いた記事
- 『人たらしのブラック心理術』
- 『「人たらし」のブラック謝罪術』
- 『人たらしのためのブラック交渉術』
- 『パワープレイ』
- 『すごい!ホメ方―職場で、家庭で、恋愛で…相手を思うままに操る悪魔の心理術』
- 『絶対嫌われない断り方 仕事・恋愛・近所づきあい』
- 『記憶する技術―覚えたいことを忘れない』
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