『巨人軍論 ――組織とは、人間とは、伝統とは』:雨読夜話

ここでは、「『巨人軍論 ――組織とは、人間とは、伝統とは』」 に関する記事を紹介しています。
巨人軍論 ――組織とは、人間とは、伝統とは (角川oneテーマ21)
巨人軍論 ――組織とは、人間とは、伝統とは (角川oneテーマ21)
野村 克也 (著)
角川書店 2006-02-10

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

関連商品
あぁ、阪神タイガース―負ける理由、勝つ理由 (角川oneテーマ21)
あぁ、監督 ――名将、奇将、珍将 (角川oneテーマ21)
野村再生工場 ――叱り方、褒め方、教え方 (角川oneテーマ21 A 86)
<新装版>敵は我に在り 下巻 (ワニ文庫)
<新装版>敵は我に在り 上巻 (ワニ文庫)


読むのが8冊目となったノムさんの本。
ネタの使い回しはいつものことだが、どの本でもそれなりに気付かされるところや面白さがあるため読み続けている。
ただ、読んだのは古本や図書館で借りた本ばかりで、新刊は購入したことがない・・・

本書では、ノムさんが憧れてかつ目標とした、川上哲治が監督として率いたV9時代の巨人の強さと、そのメカニズムについて語っている。

戦力補強に資金をかけることは当然として、
  • 新たな戦略や戦術をどん欲に取り入れる
  • 野球だけでなく人間教育にもしっかり取り組む
  • 適材適所の人材登用を行う
  • 常に競争相手を用意して、停滞に陥らないよう手を打つ
などの施策がかつての巨人でなされており、大いに参考にしてきたと言う。

ただしこうした伝統は徐々に失われ、長嶋第二次政権あたりからはほとんど見られなくなったとしている。
例としては
  • 四番打者ばかり集めるいびつな補強戦略
  • それでいてチームの模範となるべき真のエース・真の四番打者がいない
  • 報復死球や挑発行為など、対戦相手への敬意が感じられない行為の横行
などが挙げられている。
その中でも、当時巨人に在籍していた清原和博の言動が多くネタにされていたのには笑ってしまった。

本書も他の作品に劣らずなかなか読み応えがあり、興味深かった。
ノムさんもようやく病気から復帰したそうなので、無理をしない程度に活躍を続けて欲しいところである。



にほんブログ村 本ブログへ
スポンサーサイト

関連タグ : 野村克也,

この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
巨人軍論 ――組織とは、人間とは、伝統とは角川書店このアイテムの詳細を見る 今回は、野村克也『巨人軍論 ――組織とは、人間とは、伝統とは』を紹介します。巨人軍論と書いてあるが、自身も参考にしている巨人V9時代がいかにいいか、この時代がいかに参考になるかをの...
2011/06/30(木) | itchy1976の日記