『タゴガエル鳴く森に出かけよう! -トモミチ先生のフィールドノート』:雨読夜話

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タゴガエル鳴く森に出かけよう! -トモミチ先生のフィールドノート (Think Map 5) (ThinkMap)
タゴガエル鳴く森に出かけよう! -トモミチ先生のフィールドノート (Think Map 5) (ThinkMap)
小林 朋道 (著), 百瀬義行 (イラスト)
技術評論社 2010-05-19

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『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!』などの著作で人気のある動物行動学者による、普段の研究や日常生活での動物の行動に関する考察を語っているエッセイ。

浜辺にある生物の痕跡や隠れている生物を調べるところから始まり、研究でよく入る森で意外な発見をしてそちらに夢中になったり、アメリカのサンショウウオの生息する森でアメリカ人研究者と奇妙なやり取りをするなど、さまざまなエピソードが語られていて楽しい。

以前読んだ『先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!』に書かれていた、高山の水辺から離れたところで発見したヤモリのマヤにも触れられ、研究が済んでから元の山に放したことが書かれており、何かしらホッとした気持ちになった。

また、人間の行動を動物行動学の手法で考察してみた章もあり、電車やタクシーで相席になった際の居心地の悪さを縄張り意識と関連付けたり、大晦日の駅前でのイベントを部族集会と位置づけ、そこからホモ・サピエンスが協力行動の意思の確認に話を展開させたりしていて、このあたりの話も面白い。

研究生活では大変なことや悩みも多いと推察するが、それ以上に動物の行動を研究することを心から楽しんでいることが伝わってくる。



[本書の中で取り上げられていた作品]
歌うネアンデルタール―音楽と言語から見るヒトの進化
「歌うネアンデルタール
―音楽と言語から見るヒトの進化」

 著者:スティーヴン ミズン
 出版:早川書房
 発売日:2006-06
 価格:¥ 2,310
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この記事をtwitterへRTする 著者の小林朋道さんは鳥取環境大学の教授であり、専門は動物行動学と人間比較行動学。 なんか、この専門分野を聞いただけで、僕の中には「うわ、きっと細かい観察好きで、ところ構わず(空気も読まず)興味を持ったら観察せずにはいられない
2010/07/14(水) | ビジネス書で「知」のトレーニングを! ~ 知磨き倶楽部