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『寝床で読む『論語』―これが凡人の生きる道』:雨読夜話

ここでは、「『寝床で読む『論語』―これが凡人の生きる道』」 に関する記事を紹介しています。
寝床で読む『論語』―これが凡人の生きる道 (ちくま新書)
寝床で読む『論語』―これが凡人の生きる道 (ちくま新書)
山田 史生 (著)
筑摩書房 2006-10

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少々ひねくれた中国哲学の学者による、『論語』を自由に解釈してエッセイ風に語っている本。

最も読まれている論語の訳書として金谷治による岩波書店版の訳に対しての違和感と、自身の経験やずっこけエピソードを引き合いに出しての解釈や人生などについての考察が続き、ところどころで”それは飛躍しすぎだろう”とツッコミを入れながら楽しく読むことができる。

傾向としては著者と同業の哲学者である土屋賢二や中島義道に近いような屁理屈をこねまわすようなところがあり、このあたりは好き嫌いが分かれると思う。

また、これだけ反論を受けた金谷訳の岩波書店版にも逆に興味が湧き、これも読んでみたくなった。

それから、以前読んだ陳舜臣のエッセイで漢文は文法の構造上解釈の仕方がいくつもできてしまう特徴があることが書かれていたが、本書を読んでそうした傾向は確かにあると感じた。

論語の入門として読むことには疑問があるが、息抜きに読むのにはいいと思う。




[本書の中で、日本で最も読まれている論語として反論の対象にされている岩波書店版]


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