つかこうへい氏死去を悼む:雨読夜話

ここでは、「つかこうへい氏死去を悼む」 に関する記事を紹介しています。
劇作家のつかこうへい氏が死去されたとの報に接し、62歳という早い死に驚きかつ残念に思った。

つか氏の芝居や映画はあまり観ていないのでよく分からないが、著作では直木賞受賞作の『蒲田行進曲』と、自身が在日韓国人であることをメインに書いている『娘に語る祖国』の2冊を読んでおり、どちらも印象に残っている。

『蒲田行進曲』は新撰組の撮影現場を舞台とし、スター俳優の銀ちゃんとその恋人で銀ちゃんの子をみごもったかつてのスター女優の小夏、崇拝する銀ちゃんに子供ごと小夏を押し付けられた大部屋俳優のヤスの三者を中心とした、傷つけ合う形での歪んだ愛やドタバタを描いた作品で、理解できることばかりではないが強烈な作品だったと感じている。

『娘に語る祖国』は、つか氏が在日韓国人であるために受けた差別や韓国を訪れた際の感想を語っているもので、在日韓国人は韓国に戻っても日本の風習が染まっていることで差別されてしまうことや、つか氏のペンネームが日本人と韓国人が”いつか、公平に”なればという願いからつけたとの話などをよく覚えている。

謹んでお悔やみ申し上げます。
合掌。


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