『最強の人生指南書-佐藤一斎「言志四録」を読む』:雨読夜話

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最強の人生指南書(祥伝社新書205)
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齋藤 孝 (著)
祥伝社 2010-06-01

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『声に出して読みたい日本語』などで知られる明治大教授の齋藤孝氏による、江戸時代の儒者である佐藤一斎の『言志四録』の中から特に印象に残った言葉を抄訳し、人生論を語っている本。

訳書としては岬龍一郎訳の『[現代語抄訳]言志四録』を読んでいるが、当然ながら選ばれた言葉や並べ方が違っており、それぞれの味がある。

まず目につくのは教条主義的一本やりではなく、欲望や利益を得ることについても認めた上でコントロールすべきだとしているところで、佐藤一斎のさばけた考え方がうかがえて納得しやすい。

また、心と体の調和が大切であることも随所で述べられていたり、孫子の兵法から取ったと思われる言葉もあったりして多彩な事が述べられていたことが分かる。

  • 春風を以て人に接し、秋霜を以て自ら粛む。
  • 性分の本然を尽くし、職分の当然を務む。此くの如きのみ。
  • 博聞強記は聡明の横なり。精義入魂は聡明の竪なり。

など、韻を踏んだりリズム感を持って読むことのできる書かれ方をされていたりするのもいいところだと思う。

齋藤孝氏の解説では他の例や自らの飾らない体験も交えて語っており、楽しむことができる。
図書館で借りて読んだものだが、折にふれて読み返したいので近いうちに購入するつもりである。



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