『ゼロ年代SF傑作選』:雨読夜話

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ゼロ年代SF傑作選 (ハヤカワ文庫 JA エ 2-1) (ハヤカワ文庫JA)
ゼロ年代SF傑作選 (ハヤカワ文庫 JA エ 2-1) (ハヤカワ文庫JA)
S-Fマガジン編集部
早川書房 2010-02-10

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早川書房で「次世代型作家のリアル・フィクション」と名づけられ2000年代に主にSFマガジンで発表されたSF作品のアンソロジー。

ライバル社である東京創元社から出ている大森望・日下三蔵による『虚構機関―年刊日本SF傑作選』とは一味違った選び方になっており、違いがあって面白い。

他の作品のスピンオフなども多いようで、以下の作品が特に楽しめた。
  • 『マルドゥック・スクランブル』シリーズのスピンオフである
    沖方了の「マルドゥック・スクランブル”104”」
  • 『スラムオンライン』の後日譚として書かれた
    桜坂洋の「エキストラ・サウンド」
  • なぜか戦闘機とミサイルが会話をする不思議な世界を描いた
    秋山瑞人の「おれはロケット」
  • 他人の夢を改変できる能力を持った主人公が苦悩しつつも任務を遂行する
    元長柾木の「デイドリーム、鳥のように」
  • 経験や技能を人間に移植できる未来における画一化と地域主義の葛藤を描いた
    長谷敏司の「地には豊穣」

近年のSFの傾向として、どのアンソロジーを読んでも舞台設定や話の内容がピンとこない難解な作品が必ず2~3作は混じってしまうが、本書でもそれは同様となっている。
私は入り込めないが、好きな人はハマるのだろう。

東京創元社や河出書房新社ではアンソロジーの続編が出ているので、早川書房からも本書の続編となるようなアンソロジーを出してくれることを期待したい。


[本書に作品が収録されている作家の著作]

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