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『先生、カエルが脱皮してその皮を食べています!』:雨読夜話

ここでは、「『先生、カエルが脱皮してその皮を食べています!』」 に関する記事を紹介しています。
先生、カエルが脱皮してその皮を食べています!
先生、カエルが脱皮してその皮を食べています!
小林朋道
築地書館 2010-04-17

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『先生、巨大コウモリが廊下を飛んでいます!』から始まる、鳥取環境大学の動物行動学者による大学での動物との関わりをつづったエッセイシリーズの4作目。

  • カエルやイモリが脱皮した皮を食べる話
  • 学生とともに実施した、スナガニが巣穴をどのように掘っているかの研究
  • 貝に足をはさまれたちょっと情けないイモリ
  • 成長しすぎたエボシガイや羽アリを襲うヒメハマトビムシなど、砂浜で見つけた珍しい生態
など、今回も多くのエピソードが語られて面白く読み進むことができる。

また、シリーズの『先生、シマリスがヘビの頭をかじっています!』でも書かれていたモビング(動物が天敵に一定の距離まで近づいて牽制などの防衛行動をとること)の話も出ており、今回は小鳥のホオジロが天敵のイタチにモビングしていたことが書かれている。
このなかで著者は、人間が火事や事故の現場に野次馬として集まるのも一種のモビングではないかという仮説を立てているのが興味深い。

それから、このシリーズでは定番となっているヤギ部(学内でヤギを飼って世話をする部活)ネタも健在で、今回は一頭のヤギが想定外のジャンプをして柵を飛び越えて著者を苦しめる話が出ており、このあたりの話は心なごむ。

他にもノーベル賞を受賞した動物学者コンラート・ローレンツの研究手法についての話なども書かれており、著者の自慢と自虐を織り交ぜた軽妙な語り口もあって今回も楽しむことができた。




[ローレンツの代表作]


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