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『街道をゆく 7 甲賀と伊賀のみち、砂鉄のみちほか』:雨読夜話

ここでは、「『街道をゆく 7 甲賀と伊賀のみち、砂鉄のみちほか』」 に関する記事を紹介しています。
街道をゆく 7 甲賀と伊賀のみち、砂鉄のみちほか (朝日文庫)
街道をゆく 7 甲賀と伊賀のみち、砂鉄のみちほか (朝日文庫)
司馬 遼太郎
朝日新聞出版 2008-09-05

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司馬遼太郎による歴史紀行シリーズの7作目。
この回では伊賀と甲賀のみち、今井や高取といった大和・壺坂みち、明石海峡と淡路みち、それから出雲から吉備への砂鉄のみちの4つのみちについて書かれている。

この回では技術や自然環境と歴史の関わりについての話が多く、
  • 聖武天皇は遷都を繰り返す過程で、甲賀の信楽に紫香楽宮を築いたが、山火事が相次いだ結果か都をまた移した話
  • 著者の短編「おお、大砲」に登場する大和高取藩に秘蔵されていた大砲の話
  • 領国である淡路・洲本の古い山城をこっそり維持し続けた阿波初代藩主・蜂須賀家政の天下への野心とも取れる行動
  • 砂鉄の精製には一山単位で木材を消費するため、湿潤で森林の復元力が高い日本と乾燥していて森林が復元しづらいコリアで鉄製品の流通量、さらには社会の形に違いが出たのではないかとしていること
など、興味深いエピソードが語られている。

他にも淡路で目にしたマツクイムシによる松林の被害状況や、砂鉄のみちで同行した鄭詔文氏や金達寿氏の故郷・朝鮮半島への思いについてのエピソード、挿絵を描いている画家の須田氏の言動なども書かれていて話に厚みを加えている。

[大和高取を舞台とした「おお、大砲」が収録されている短編集]
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 著者:司馬 遼太郎
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