『よくわかるIFRS (図解雑学)』:雨読夜話

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よくわかるIFRS<国際会計基準> (図解雑学)
よくわかるIFRS<国際会計基準> (図解雑学)
橋本 尚
ナツメ社 2010-07-16

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現在日本で導入が進められている、IFRS(イファース=国際会計基準)がどのようなものであるかを解説している本。

業務の必要上IFRSを学んでいる同僚が本書を持っていたので、どのような概念なのかを理解するために貸してもらいざっと眼を通した。
 
従来の会計との違いとして最も目に付いたのは、細則主義→原則主義 に変更になるというところである。
これは細かな基準に従った形から、実際の実務に応じた形での会計になるということで、特に経理担当者は実務に習熟する必要性が高まったと言える。

いくつか例を挙げると、
  • 減価償却の期間が実際に近い形での期間となり、例えば工場の機械のような何十年も使うような資産はそれなりの期間をかけての償却となる
  • リースの扱いではバランスシートに載せなければならないパターンが増え、リースの処理上の簡易さにおける優位性が薄れることで購入するケースが増える可能性がある
  • 労働管理では、有給未消化分が負債に計上される
  • ポイントサービスを利用する企業では、ポイントが売り上げとされるタイミングが遅くなる
というところが書かれており、IFRS導入にはかなりの負担がかかることが分かる。

細かな基準がはっきりしないようにも思えるが、裁判の判決事例みたいに事例や慣習を積み上げて徐々に基準が固まっていくのかな?という印象を受けた。

2時間くらい斜め読みをしてこれくらいのことが書けたところから判断すると、入門書として良書ということは確かである。


[IFRSの解説書]

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