『真釈 佐藤一斎「重職心得箇条」』:雨読夜話

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真釈 佐藤一斎「重職心得箇条」 (小学館文庫)
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深沢 賢治 (著), 石川 梅次郎 (監修)
小学館 2002-02

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企業経営者が佐藤一斎の『重職心得箇条』の現代語訳および解説を行っている作品。
著者のサイト上で掲載していた講話を元に、書籍化されたものだという。

構成としてはそれぞれの17条についての原文と現代語訳、そして解説から成り、原文の文字が大きく書かれていて読みやすい。
『重職心得箇条』に接するのは初めてではないが、改めて読む際に受けるリズム感の良さを再認識できる。

書かれたのが江戸時代であるだけに原文も比較的意味を類推しやすい分、著者の訳し方がわりと思い切った形で成されていることも分かり、このあたりも独自性があっていいと思う。

ただし、当時の小泉政権を引き合いに出したネタをしばしば取り上げているため、そこだけが古びてしまっているのが惜しい。
『重職心得箇条』が小泉純一郎から田中真紀子へ贈られた頃に書かれたためとはいえ、思想に関係した本は基本的に息が長いので、こうした部分は書籍化の際にうまいこと編集しておけば、絶版にならなかったのではないかと思う。

著者の作品には一斎の弟子である山田方谷の作品を翻訳・解説した作品もあるので、いずれ読んでみたいと考えている。



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