『ベンジャミン・フランクリンの名著『富への道』の教え』:雨読夜話

ここでは、「『ベンジャミン・フランクリンの名著『富への道』の教え』」 に関する記事を紹介しています。
『富への道』の教え
『富への道』の教えスティーブ・シップサイド (著), 岡村 桂 (翻訳)
PHP研究所 2010-05-07

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アメリカの政治家や科学者として活躍し、独立宣言の起草に関与したり雷が電気であることの実験をするなど多くのエピソードがあるベンジャミン・フランクリンが書いた『富への道』を、イギリス人のライターが現代的に解釈した本を翻訳した作品。

勤勉であることや倹約をすること、借金は恐ろしいためできるだけ避けるべきことなど、以前読んだ『スマイルズの世界的名著 自助論』と共通した部分も多い。

さらに著者がネットサーフィンが時間を浪費することやクレジットカードでの買い物に気をつけるべきことなど、現代的な意味づけを加えているのも分かりやすい。

しかし、前書きでも但し書きがついているとはいえ、イギリスの金融商品や制度をそのまま訳してしまっている部分が中盤で目立ち、読んでいて釈然としなかった。

どうせ元々がフランクリンの格言を現代風にアレンジした作品なのだから、著者の許可を得てこうした部分を日本でも分かりやすい形に編集することもできたのではないかと思う。

格言から現代の人へのアドバイスを引き出すという趣旨からするとむしろそうあるべきだし、このあたり訳者や編集者、さらには出版社はあまりいい仕事をしてくれなかったように感じる。

まあそれはそれとして、フランクリンの格言そのものは基本的ながらピリッとした切れ味があって興味深かったので、フランクリンの著作も読んでみたい。



[ベンジャミン・フランクリンの作品]

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この記事へのコメント
上田様

たびたびコメントありがとうございます。
味わい深い言葉の数々、折に触れて読み返してその度に感じ入ることが多いです。
2013/05/31(金) 22:08 | URL | ufit #-[ 編集]
富への道は私も読みましたが、古典といっても本質を突いた、いまだに褪せない、現代社会だからこそ大切なこともたくさん書かれてありますよね。素晴らしい本の1つだと感じます。
2013/05/31(金) 19:37 | URL | ベンジャミンフランクリン哲学研究 #CxsByycw[ 編集]
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