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『幕末 維新の暗号-群像写真はなぜ撮られ、そして抹殺されたのか』:雨読夜話

ここでは、「『幕末 維新の暗号-群像写真はなぜ撮られ、そして抹殺されたのか』」 に関する記事を紹介しています。
幕末 維新の暗号
幕末 維新の暗号加治 将一
祥伝社 2007-04-21

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幕末から明治初めに撮影されたとされるいわくつきの写真の話から、明治維新の際に極めて大規模な陰謀が実行されたのではないかという謎に挑んでいる歴史ミステリー。

主人公は本書の続編『舞い降りた天皇』と同様に著者の分身と思われる望月で、闇の勢力による脅迫と戦いながら調査を進めていく。

写真というのはフルベッキ写真と呼ばれる集合写真で、一般的にはフルベッキという宣教師とその教え子たちとされているが、実際に写っているのは西郷隆盛、坂本龍馬、伊藤博文・・・といった幕末から明治に活躍した大物たちばかりだという説がある。

望月は助手のユカと写真に写っている人物の真偽を調査していくうちに、以下のような不自然な事例がいくつもあることを知り、吉野、柳井、佐賀、長崎、鹿児島、田布施などを訪れることになる。
  • フルベッキ、アーネスト・サトウ、トーマス・グラバーの倒幕における暗躍
  • 彼らに見え隠れするフリーメーソンの影
  • 岩倉遣欧使節団のあまりに異常な滞在期間
  • 明治政府における異常なまでの南朝への肩入れ
  • 江藤新平らによる佐賀の乱鎮圧時における大久保利通の言動の異常さ
  • 横井小楠の過激思想
そして、当時行われた陰謀は当初思われていたよりも大規模なものであることが徐々に判明していく。

これ以上はネタバレになるし、少々恐れ多い事柄でもあるので書かないことにするが、『舞い降りた天皇』よりも時代が近いためにかなりの衝撃を受ける。
特に中盤以降は謎解きの内容に引き込まれ、ついつい夜更かしをしながら読み進んでしまった。

最近読んだこの手の歴史ミステリーでは、最も面白かったと思う。



[本書の文庫版]
幕末 維新の暗号(下) 群像写真はなぜ撮られ、そして抹殺されたのか (祥伝社文庫)
「幕末 維新の暗号(下) 群像写真はなぜ撮られ、そして抹殺されたのか (祥伝社文庫)」
 著者:加治 将一
 出版:祥伝社
 発売日:2011-06-09
 価格:¥ 650

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