『[新訳]大学・中庸-自分を磨いて人生を切りひらくための百言百話』:雨読夜話

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[新訳]大学・中庸
[新訳]大学・中庸守屋 洋
PHP研究所 2008-12-20

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儒教のバイブルに当たる四書五経から『大学』と『中庸』、加えて『易経』、『礼記』、『書経』、『左伝』から200の名言を抄訳・解説している本。
それぞれ原典のどの部分から採ったかも書かれているので、これらを読む場合の助けにもなる。

『論語』と前後して書かれたものが多いようで、自身の心構えや対人関係について触れられた言葉が多い。

著者も解説の中で指摘しているように、孝を中心に実行することや修身・斉家・治国・平天下と呼ばれる徳治主義が儒教の本質で、現実に合わないところもしばしば見られる。
どの思想でもそうだが原理主義を唱える人は必ず出てくるので、こうした理想をいかに現実と調整するかがポイントのように感じた。

『左伝』の部分を読んでいて思ったのは、他よりも面白そうだしボリュームもあるので別に1冊分けたほうがいいのではないかということだった。
『史記』や『戦国策』の現代語訳の本はそれなりにあるのに『左伝』ものが少ないことに不満に感じている。

また、『左伝』では道徳的な言葉までが紹介されていてその後あるべきオチがなかったので物足りない。
特に申生の話など、家来のアドバイスに従って正しい行動を心がけたものの結局は陥れられて自殺する羽目になったことが書かれていない。
この結末が報われていない話を知っている人はけっこういるはずなので、他の言葉にした方が良かったのでは?と思っている。



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  • 『司馬法・尉繚子・李衛公問対』
  • 『「韓非子」を見よ!』
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  • 『戦国策(徳間文庫)』
  • 『“中国古典”役に立つ兵法120』

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