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『きまぐれ暦』:雨読夜話

ここでは、「『きまぐれ暦』」 に関する記事を紹介しています。


中学くらいの頃に読んだ、星新一のエッセイ集。
この中に「東京に原爆を!」というエッセイがあり、ここ数ヶ月話題となっている耐震偽装問題のニュースを見ていて思いだした。

この内容というのは、いつ大地震が発生するか分からない東京で地下核爆発を起こして人工的に大地震を発生させ、恐怖を一掃しようというものである。当然事前に住民の避難計画を立て、ガソリンも可能な限り他へ移しておくという条件もつく。
これを行うと、
  • 地震への備えができる
  • 高騰していた土地の収用が容易となり、都市計画が整備できる
  • どこの建設会社の建物が地震に強いか分かる
  • 東京市民に連帯意識が生まれる
  • かつてない娯楽となる
等の効果が期待できると書いている。

もちろん暴論であることは承知の思いつきのようではあるが、耐震偽装問題で建物への信頼が揺らいでいる現状に対して完全に疑惑を取り除こうと思ったらこの手しかないような気もする。
おそらく姉歯氏による構造計算でない高層マンションでも壊れるものは壊れるだろうし、あるいは意外と姉歯氏が構造計算したマンションで残るものもあるかもしれない。

そういえば、江戸時代は火事がしょっちゅう起こったが、新たに町民に雇用が生まれ潤ったような面もあるらしいので、上記の案が実行されれば財政は更に傾くだろうが、景気はよくなりそうだ。
もっとも、このエッセイが書かれたのは高度成長期であり、当時大規模な地震はなかったのでこのようなことも書けたのだろう。

現在これをやると、REITのほとんどが破綻することが目に見えているのがつらいところ。




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