『煙突の上にハイヒール』:雨読夜話

ここでは、「『煙突の上にハイヒール』」 に関する記事を紹介しています。
煙突の上にハイヒール
煙突の上にハイヒール
小川 一水
光文社 2009-08-20

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現代日本を代表的するSF作家の一人である、小川一水の短編集。

近未来に実現するかもしれない以下の道具や現象を使った話が5作収録されている。
  • 少し大型のタケコプター(表題作)
  • 猫の首輪に取り付けた小型カメラ(「カムキャット・アドベンチャー」)
  • ロボット三原則の矛盾に苦悩する介護用ロボット(「イブのオープン・カフェ」)
  • 「不気味の谷」をクリアして人間に近づいたお手伝いロボット(「おれたちのピュグマリオン」)
  • パンデミック(「白鳥熱の朝に」)

これまで著者の本は『老ヴォールの惑星』『フリーランチの時代』『第六大陸』を読んでいて、『老ヴォールの惑星』では極限の環境における人間の行動、『フリーランチの時代』では生と死の関係、『第六大陸』ではビジネスと夢が描かれ、本書では人間の生活と新技術の関わりがテーマになっているように感じた。

内容が多彩でさまざまな作品を楽しめる一方、本書も含めてほとんどの作品で人間に対する温かな視線が感じられることに好感が持てる。

表題作に登場するMewが実現したら、ぜひ使ってみたい。



[本書の文庫版]
煙突の上にハイヒール (光文社文庫)煙突の上にハイヒール (光文社文庫)

小川 一水
光文社 2012-06-12

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