『[新訳]三国志-激動・波乱の時代を勝ち抜くための百言百話』:雨読夜話

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[新訳]三国志[新訳]三国志

丹羽 隼兵
PHP研究所 2008-09-19

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『三国志』から名言とエピソードをそれぞれ100ずつ取り上げ、原文と現代語訳、解説を行っている作品。

「泣いて馬謖を斬る」、「髀肉之嘆」、「隴を得て蜀を望む」、「呉下の旧阿蒙にあらず」、「三顧の礼」など、日本人になじみ深い言葉も多い。

『三国志演義』で主人公格の劉備やそのライバルに当たる曹操、天才軍師として描かれることの多い諸葛孔明などの話も当然多いが、それ以外の人物の話の方が意外性があって楽しめる。

例えば悪役として描かれることの多い司馬仲達による弱ったフリをして敵を油断させる策略や、比較的地味に思われる孫権の英傑ぶり、あまり知られていない魏の三代目明帝(曹叡)の冷静な現状分析や司馬仲達を使いこなした手腕などで、さまざまな人物が登場する作品だけのことはある。

陳寿の『三国志』と羅貫中の『三国志演義』の違いについても少し触れられている。
例えば『三国志演義』で多くの派手な策略を出している諸葛孔明について、『三国志』では将軍としては戦略に臨機応変さが欠けていたとされていることなどで、こうした違いもまた史書と講談の違いということで興味深かった。




[著者の他の作品]
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 著者:丹羽 隼兵
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