『日本と世界の「幽霊・妖怪」がよくわかる本』:雨読夜話

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「幽霊・妖怪」がよくわかる本 (PHP文庫)
「幽霊・妖怪」がよくわかる本 (PHP文庫)
造事務所 (編集), 多田 克己 (監修)
PHP研究所 2007-08-02

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日本の妖怪、日本の幽霊、中国の幽霊、西洋の幽霊と4章に分けて解説している本。

日本の妖怪は他の本でも目にしたものが多くて目新しさは少ないが、ぬらりひょんのイラストが普通の人間っぽくて良かった。

日本の幽霊については、有名な崇徳上皇、菅原道真などの他、三島由紀夫まで扱われていたのに少し驚いた。

中国の妖怪の章が最も印象に残ったところで、
  • 手続きミスをしてしまう冥界の役人
  • 村人を脅かそうとしたが、逆にこき使われてしまう新米の幽霊
  • 人間と幽霊のロマンス
など、人間臭い話が多くて興味深かった。
本書でも多く取り上げられている中国の代表的な怪異小説『聊斎志異』(りょうさいしい)あたりを読んでみたくなった。

他にはキョンシー、関羽(関帝)、鍾馗、楊貴妃などが書かれている。
五月人形などで有名な鍾馗が、実は元は科挙に落第したことを苦に自殺した人物だったとあり、意外な感じがした。

西洋の幽霊ではリンカーン、マキャベリ、チェーザレ・ボルジア、ファラデーなど歴史上の有名人たちも幽霊として目撃されているという。
甲冑をつけて血まみれの姿をしたチェーザレ・ボルジアは恐ろしすぎるので絶対に会いたくないが、紳士的な感じのマキャベリやファラデーあたりは見てみたい気もする。

また、西洋では英国が最も幽霊話が多いということで、すぐ近くにいる隣人のような存在として親しまれていると書かれていた。
暗くおどろおどろしいのも怪談の題材として悪くないが、親しめる存在の方が好感が持てる。


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