『心狸学・社怪学』:雨読夜話

ここでは、「『心狸学・社怪学』」 に関する記事を紹介しています。
心狸学・社怪学 (角川文庫)
心狸学・社怪学 (角川文庫)
筒井 康隆
角川書店 1986-03

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80年代に書かれた筒井康隆の短編集。
高校生の頃にも読んでいて、先日図書館の古本市にて50円で販売されていたものを購入・再読した。

著者の作品の中では『にぎやかな未来』に感じが近い。
タイトルからも想像できるように、心理学と社会学の用語をタイトルにした作品が収録されている。

前半の心狸学篇では、
  • 条件反射
  • ナルシシズム
  • フラストレーション
  • 優越感
  • サディズム
  • エディプス・コンプレックス
  • 催眠暗示
後半の社怪学篇では、
  • ゲゼルシャフト
  • ゲマインシャフト
  • 原始共産制
  • 議会制民主主義
  • マス・コミュニケーション
  • 近代都市
  • 未来都市
と、それぞれ7編ずつ14編で構成されている。

アンドロイドが罵倒され続けたことで自我崩壊しないための行動をとる「ナルシシズム」、銀行強盗をしてきた男たちが秘密の通路を通った後を描く「ゲゼルシャフト」、学生運動後に閉鎖された東大における少年の日記として描かれる「原始共産制」など、心理学および社会学の用語をうまく使用してインパクトある作品が続く。

久しぶりに再読したが、やはり面白かった。



著者の作品について書いた記事
  • 『俗物図鑑』
  • 『アホの壁』
  • 『にぎやかな未来』
  • 『狂気の沙汰も金次第』
  • 『日本以外全部沈没―パニック短篇集』
  • 『玄笑地帯』
  • 『七瀬ふたたび』
  • 『わかもとの知恵』

  • [著者の短編集]




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