「生誕250周年 大北斎展」と「ハンブルク浮世絵コレクション展」を観に行った:雨読夜話

ここでは、「「生誕250周年 大北斎展」と「ハンブルク浮世絵コレクション展」を観に行った」 に関する記事を紹介しています。
昨日、浮世絵を中心とした以下2つの特別展を観に行った。
  • 「生誕250周年 大北斎展」(福岡市博物館:2011年3月17日~5月22日)
  • 「ハンブルク浮世絵コレクション展」(福岡市美術館:2011年3月17日~5月8日)

行った順番は「生誕250周年 大北斎展」からで、北斎が為一や画狂人卍など年代によって多くの号を使い分けてきたこともあり、号ごとに作品が並んでいる。

アメリカでは”グレイト・ウエーブ”と呼ばれるなど世界的に有名な富嶽三十六景の「神奈川沖浪裏」や「凱風快晴」、「山下白雨」などをはじめとして、多彩な作品を見ることができたのでテンションが上がった。

また、東海道の鳥瞰図を描いた絵や組立絵(パーツを切り貼りして紙のジオラマのようになる絵)、多くの弟子たちを教育するために描いた手本としての絵など、退屈せずに観ていくことができる。

特にインパクトが強かったのはライブパフォーマンスとして名古屋で観衆の前で半日で描いたという巨大なダルマの絵についての展示である。
これには絵と文による記録が残っていて、その模様も描かれている。
また、再現した絵が中央ホールの天井から吊り下げられていて、その迫力には息を飲む。


そして一通り観終わり、この展示用に出ていた無料シャトルバスで美術館へ向かい、「ハンブルク浮世絵コレクション展」を観た。

こちらでは浮世絵なので当然北斎の作品もある他、歌川広重、歌川国芳、東洲斎写楽、鈴木春信といった有名な絵師たちの作品が並んでいてこちらも見応えがある。

正直役者絵や美人絵にはあまり関心がないので、北斎や広重、国芳などの風景を描いた絵やさまざまな仕組みが入った面白い絵を熱心に観た。

この中では広重の「東海道五十三次」や国芳の落書き風役者絵(幕府の取り締まりを逃れるため、落書きとして描いている)などを観ることができたのが良かった。

また、入っていないと思っていた河鍋暁斎の浮世絵も入っていて、ネズミに狂言をさせる大黒やタイを吊り上げる恵比寿などの絵を観たのには驚いた。
いつか暁斎の絵の実物を観たいと思っていたのが叶い、来てよかったと思った。

初めて知った絵師としては北斎の弟子に当たる岳亭春信(がくてい・はるのぶ)による、『水滸伝』に登場する豪傑たちの浮世絵などが良かった。


どちらの特別展も見応えがあり、とても楽しむことができた。



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