『唐宋伝奇集〈上〉南柯の一夢 他11篇』:雨読夜話

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唐宋伝奇集(上)――南柯の一夢 他十一篇 (ワイド版岩波文庫)
唐宋伝奇集(上)――南柯の一夢 他十一篇 (ワイド版岩波文庫)
今村 与志雄
岩波書店 2014-04-17

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岩波文庫から出ていた、中国の唐代から宋代にかけて書かれた伝奇小説を集めたアンソロジーの上巻で、11編が収録されている。

副題にある「南柯の一夢」は、夢の中で役人になって出世や失脚など多くの経験をし、実はアリの世界だったという話で、構成や伏線の張り方などが面白い。

また、「邯鄲の夢」として有名な「邯鄲夢の枕」も「南柯の一夢」と似た傾向の話である。
それにしても、夢の中で人生の様々なことを知ってしまった青年がその後どうなったのか少々気になる。

他にも、
  • 狐の美女がかいがいしく尽くしてくれる「妖女任氏の物語」
  • 思い焦がれる娘のドッペルゲンガーと駆け落ちする「離魂記」
  • 湖の主にその娘の苦境を伝え、その娘と結ばれる「竜王の娘」
などが入っていて、先日読んだ『聊斎志異』に近い感じで面白かった。

下巻は39編が収められているとあり、これも読むつもりである。








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