『最新宇宙プロジェクトがわかる本』:雨読夜話

ここでは、「『最新宇宙プロジェクトがわかる本』」 に関する記事を紹介しています。
最新宇宙プロジェクトがわかる本最新宇宙プロジェクトがわかる本

福江 純
イーストプレス 2010-10

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


昨年秋時点での宇宙開発の状況や構想について、項目ごとに解説している本。

以下の章立てで、1項目あたり2~4ページという構成になっていて読みやすい。
  1. 最新・宇宙プロジェクトの秘密
  2. 小惑星探査機「はやぶさ」の軌跡を追う
  3. 最新・日本の人工衛星の全て
  4. 最新・宇宙飛行士の実態
  5. 日常生活で使われている宇宙技術
  6. 宇宙開発の歴史

この中ではまず、「はやぶさ」について細かな経緯をあまり知らなかったので、それらが順を追って書かれていたので興味深かった。
あきらめるしかなさそうな状況に何度も直面しつつも、最終的には小惑星イトカワの破片を持ち帰ることができたことについては感動を禁じえない。

また、人工衛星に関する第3章では、太陽電池を帆にした宇宙ヨットとも言える人工衛星のIKAROSに関心を持った。
将来的には高性能イオンエンジンも実装されるということで、面白い試みだと思う。

そして、宇宙産業からフィードバックされた技術の紹介も興味深い。
ミウラ折りと呼ばれるパネルをコンパクトに畳む技術が缶チューハイのダイヤ模様に使用されていたり、ランドセルや枕に使用されるようになった素材が元は宇宙飛行士用の緩衝材だったこと、NASAの赤外線カメラが死海文書の解読に使用される話などが書かれている。

宇宙開発が進めば、さらにこうした技術も出てくると思うので楽しみにしたい。



[著者の他の作品]

にほんブログ村 本ブログへ
スポンサーサイト

関連タグ : 福江純,

この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可する
 
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック