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『この世でいちばん大事な「カネ」の話』:雨読夜話

ここでは、「『この世でいちばん大事な「カネ」の話』」 に関する記事を紹介しています。
この世でいちばん大事な「カネ」の話(新装版)
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西原理恵子
ユーメイド 2011-05-13

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漫画家・西原理恵子による、カネの話から自らのこれまでと哲学を語っている作品。

ルビが振ってあるのでメインの読者として想定しているのは子供なのだろうが、大人が読んでも十分すぎるくらい役立つ内容となっている。

子供の頃から現在に至るまでの自伝でもあり、以下のようなエピソードが語られていく。
  • 母の実家がある漁師町の、貧しいが明るい状況
  • 引っ越した町のすさんだ環境
  • ギャンブルが人を狂わせる過程
  • 絵のレベルの差を思い知らされた下積み時代の、お金になる絵を描くべく奮闘
  • 漫画家としての成功後に、ギャンブルにはまってしまう
  • 鴨ちゃん(元夫の故・鴨志田譲氏)によるアルコール依存症との闘病

絵にツッコミを入れる作風の確立にいたるまでの工夫するあたりの苦労話は、ちょっとノムさんを思い起こす。

貧乏はある種の病気で貧乏を抜け出すことは難しいこと、そしてギャンブルやアルコールへの依存の恐ろしさなどについて書いているところなどは生々しい。
金銭が不足していることで気持ちの余裕を失うというのは、残念ながら事実である。

自身の経験や周囲の人々を実際に見た経験に基づく話であり、なおかつストレートにカネを語っていて説得力がある。
バングラディシュで始まったグラミン銀行の試みにも期待していて、チャンスを与えられれば生かせる人は多いと力説する。

本音で読者に語りかけていることが伝わってきて、感銘を受けた。



[本書の文庫版]
この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫 さ)
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[グラミン銀行について書かれている作品]
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「グラミン銀行を知っていますか―貧困女性の開発と自立支援」
 著者:坪井 ひろみ
 出版:東洋経済新報社
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関連タグ : 西原理恵子,

この記事へのコメント
上田様

返答遅れすみません。コメントありがとうございます。
意識してか習慣的なものかは判断しづらいですが、なかなかお金の教育はなされていないように思います。
お金の使い方についてはタテマエとホンネのところがあり、人に伝えるのが難しいと感じています。
2013/05/10(金) 23:42 | URL | ufit #-[ 編集]
お金の話は本当に大切ですが、学校でも教育はないので、このような本はとても大切ですよね。私もさっそく読んでみます。
2013/04/25(木) 21:04 | URL | 短時間睡眠法に挑戦中 #CxsByycw[ 編集]
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2012/06/25(月) | 観・読・聴・験 備忘録