『北斎漫画  第一巻「江戸百態」』:雨読夜話

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北斎漫画 <全三巻> 第一巻「江戸百態」
北斎漫画 <全三巻> 第一巻「江戸百態」
葛飾 北斎
青幻舎 2010-11-20

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葛飾北斎による絵手本(絵画の教科書)である『北斎漫画』を、全3巻に編成したものの第1巻。

タイトルに「漫画」とあるが、これは現在使用されている意味とは少し異なり、思いつくままに書いていった画という意味という。

製作された経緯としては、全国各地に北斎の弟子が増えすぎてしまい、いちいち手本を描くことが困難になったことがあるらしい。

そして絵手本の形で出版したところ大人気となり、最後の15巻が出版されたのは北斎の死後の明治時代になっていたということから、ベストセラー&ロングセラーだったことが分かる。

本書では江戸百態ということで、町人たちの暮らしぶりや使っていた道具類などが描かれている。

通常の浮世絵では役者絵や風景画など描かれる分野が限られているが、本書では漫画とのタイトルだけあって北斎が見たもの、空想したものなどがバラエティ豊かに描かれている。

例えば相撲の決まり手や踊りの振り付け、表紙にあるような変な顔、町人たちが日常行っていたと思われる行動など、江戸での生活を知る上でも役立つ内容になっているように思う。

しかも、何を描いても詳細なところまで具体的に描かれていて、いかに普段から観察しているかが伝わってくる。
”定規とぶんまわし(コンパス)で何でも描ける”と豪語しているのは伊達ではない。

・・・などと難しいことを考えなくても、単純に眺めているだけで楽しめる。
続編も読んでみたい。



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