『ローマ人の物語 (4) ― ハンニバル戦記(中) 』:雨読夜話

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ローマ人の物語 (4) ― ハンニバル戦記(中) (新潮文庫)ローマ人の物語 (4) ― ハンニバル戦記(中) (新潮文庫)

塩野 七生
新潮社 2002-07-01

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『ローマ人の物語』シリーズにおける、ローマとカルタゴによるポエニ戦争を扱った部分の中巻で、今回はタイトルにも書かれているハンニバルが活躍する第二次ポエニ戦争を扱っている。

上巻で書かれた第一次ポエニ戦争の後、カルタゴの名将ハミルカルの息子であるハンニバルはスペインで父親らが築いた植民地の力を背景に、第二次ポエニ戦争で活動を始める。

ハンニバルの軍勢はスペインからガリア(現在のフランス)を経て、不可能と思われていたアルプス越えを成功し、ローマの本拠地であるイタリア半島に攻め込んでいく。

当然ローマでは執政官たちを将軍としてハンニバルと対峙するが、ハンニバルによる騎兵の活用や包囲殲滅作戦などに遭い、会戦では大敗を繰り返す。

ハンニバルは首都のローマを直接攻撃するのではなく、南イタリアでローマ連合の切り崩しを図るが、脱落した都市国家は一部のみで、ローマの抵抗は続くこととなる。

ローマでは”ぐず作戦”と揶揄された持久戦を提唱したファビウスや、ハンニバル軍を後ろから追撃して戦力を削るマルケルスなどの将軍たちが活躍し、ハンニバル兄弟以外に将軍の人材が乏しいカルタゴ軍に対抗していく。

そしてローマでも、ついにハンニバルに対抗しうる若き将軍のスキピオが第一線に登場し、カルタゴに対する反攻を始めていくことになる。

今回はハンニバルの活躍が目立ち、戦記として楽しむことができた。



[本書の単行本版]
ローマ人の物語〈2〉― ハンニバル戦記
「ローマ人の物語〈2〉― ハンニバル戦記」
 著者:塩野 七生
 出版:新潮社
 発売日:1993-08
 価格:¥ 2,940
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