『モヤシ』:雨読夜話

ここでは、「『モヤシ』」 に関する記事を紹介しています。
モヤシ (講談社文庫)
モヤシ (講談社文庫)椎名 誠
講談社 2006-04-14

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椎名誠による、自身の体験が大きく反映されていると思われる小説で、「モヤシ」と「モズク」の連作で構成されている。

先日読んでなかなか面白かった『ナマコ』と同じような設定で書かれているようなので読んでみた。

今回も一人称の主人公は、著者自身をモデルにしたと思われる作家で、健康診断で尿酸値が高いと診断されて痛風の恐怖を感じるところから始まる。

主人公が大好きなビールやカツオだけでなく魚や肉などの多くで、尿酸の増加につながるプリン体が含まれていると知り、プリン体をあまり含まない食べ物は何かを模索していく。
そして仕事で行った沖縄でモヤシのチャンプルーとモズク酢を食べたことをきっかけとして、麺類など長い食べ物が好きな主人公は、細長いと言えなくもない、モヤシとモズクにはまっていくことになる。

まずはモヤシを使った創作料理に凝るところから始まり、モヤシ栽培キットを娘からプレゼントされたことで、北海道への旅行でもモヤシ栽培キットを持ち歩くまでになっていく。

登場する人物も、行きつけの居酒屋の主人である小田さんをはじめ、草野球の仲間でもある常連客たちも『ナマコ』と同じ名前かつ同じ人物設定になっているので、安心して読み進んでいくことができる。

本書でもあやしくて魅力的なキャラクターや、微妙にいやな事態や笑える事態などが発生していて、期待していたゆるさを楽しむことができた。



[映画化が決定した著者の作品]
ぱいかじ南海作戦 (新潮文庫)
「ぱいかじ南海作戦 (新潮文庫)」
 著者:椎名 誠
 出版:新潮社
 発売日:2006-11
 価格:¥ 546
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