『ST 警視庁科学特捜班』:雨読夜話

ここでは、「『ST 警視庁科学特捜班』」 に関する記事を紹介しています。
ST警視庁科学特捜班 (講談社文庫)
ST警視庁科学特捜班 (講談社文庫)
今野 敏
講談社 2001-06-15

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今野敏による、警視庁の科学捜査に組織された特殊チームのST(Scientific Task force:科学特捜班)が活躍するシリーズの第一作。

ストーリーは中国人ホステスが殺害される事件が発生し、結成されたばかりのSTが初めて捜査に参加するところから始まる。

この組織はキャリア組の百合根警部をキャップとして、その下に赤城、青山、翠、黒崎、山吹の5人で構成されている。メンバー全員の名前に色がついていて、どうしても5人戦隊ものを意識してしまう。

主人公というか語り手的なポジションの百合根は現場にうとくて頼りないところがあるが、鋭い意見を述べることもあって、個性の強い部下たちからの信頼が厚い。
STのメンバーたちは武術の達人がいたり、並外れた聴覚や嗅覚を持つなどの特殊能力を持ち、それだけに組織に合わないためにSTに配属されたことも分かってくる。

そして捜査では連続殺人において、プロファイリングの専門家である青山が不自然な点を感じるところから話が徐々に動き出していく。

STとともに捜査に当たる叩き上げという感じの菊川警部補も当初はSTをうさんくさい連中と考えていたが、次第に彼らを認めるようになっていくところも面白い

殺人事件の舞台となっている新宿や中野での背景として、チャイニーズマフィアや南米系のマフィアといった黒社会の暗躍も描かれていて、面白いだけでなく重厚さも出しているところがいい。

個性豊かなメンバーたちの活躍が面白く、ぐいぐい読み進んでいくことができた。
今野作品はハズレが少ないことが分かってきたので、続編もぜひ読んでみたい。



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関連タグ : 今野敏, ST,

この記事へのコメント
> 竜牙さん

空気の読めない皮肉屋で、周囲が散らかっていないとイライラする青山が面白かったです。
この1冊において、メンバーの中で最もくせの強さやおかしな感じが出ていたと思います。
2011/10/20(木) 22:44 | URL | ufit #-[ 編集]
どのキャラが好きですか?
2011/10/20(木) 15:10 | URL | 竜牙 #O1MLOJ7k[ 編集]
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