『スーパーロボット読本-あのロボットたちの伝説はここから始まった!』:雨読夜話

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スーパーロボット読本

瀬戸 龍哉 著 山本 敦司 著

ジー.ビー.
2011年06月

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漫画やアニメに登場するロボットの特徴や背景にある考え方などを解説している作品。

登場するロボットと、語っている内容は下記のようになっている。
  • 鉄人28号      
    :リモコン操作で動作するロボットの長所と短所
  • マジンガーZ     
    :コックピット搭乗式のロボットの長所と、ロボットにおけるジェンダー
  • ゲッターロボ     
    :合体機能や武術のフィードバック機能、ゲッター線の何でもありなところ
  • 機動戦士ガンダム   
    :量産機としてのザクと、F1のような思想で建造されたガンダム
  • 機動警察パトレイバー 
    :商用化され、都市で活躍するロボット
  • 新世紀エヴァンゲリオン
    :ロボット以上(?)の存在を扱う難しさ
まず、空想科学史上で最も多く人を殺したロボットの候補に挙がるのは、悪人にリモコンで操作された鉄人28号と書かれていて驚く。
また、実はリモコン自体の形態や大きさもコマによって異なっていることも暴露されていて笑える。

マジンガーZに登場する女性タイプのロボットは、主人公の甲児や鉄也のやる気を出させるために造られたと書かれているが、あんなデザインで本当にやる気が出るのかかなり疑問である。
(例えばスパロボOGに出てくるヴァルシオーネのようなデザインなら、まだ分からないでもないが)いや、甲児や鉄也は美的感覚もぶっ飛んでいて美しく見えるのだろう・・・
他にはセクシーに造りすぎるとかえって戦闘に支障をきたすとか、スポンサーからクレームがあるなどの理由も考えられる。

ガンダムではビームサーベルを使う動きが、柳生新陰流など日本の剣術を再現しているというくだりが面白かった。
ゲッター1の戦闘シーンが竜馬の空手の動作をフィードバックしているというくだりも含め、スーパーロボットの動きが気になってしまう。

パトレイバーはあまりまともに観たことがなかったが、レイバータイプのロボットが意外と都市になじむことや、ちょうちょ結びのような器用な動きが出来ることなどが書かれていたのが興味深かった。

EVAはスパロボなどのゲームで概略の部分は知っていたが、厳密にはロボットではなく、ある種の生物(?)を無理やり戦闘用に使えるようにした(?)ものとは知らなかった。
ロボットとしてはいかにも欠陥だらけだと思っていたが、そういうことなら扱いに困るのも仕方ない。
EVAに頼ってばかりではなく、あれとは別にまともな戦闘マシンを開発すべきだとは思うが。

元の作品が1999年発行ということで、文中で引き合いに出てくるネタが微妙に古い気もするが、まあ面白かったと思う。



[著者(瀬戸氏)の他の作品]
三国志全人物事典
「三国志全人物事典」
 著者:瀬戸 龍哉
 出版:G.B.
 発売日:2007-09
 価格:¥ 2,940
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