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『人生の王道 西郷南洲の教えに学ぶ』:雨読夜話

ここでは、「『人生の王道 西郷南洲の教えに学ぶ』」 に関する記事を紹介しています。
人生の王道 西郷南洲の教えに学ぶ
人生の王道  西郷南洲の教えに学ぶ
稲盛 和夫
日経BP社 2007-09-20

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京セラの創業者で、現在日本航空の再建に取り組んでいる稲盛和夫による、西郷隆盛の『南洲翁遺訓』の言葉を現代語訳し、自身の経験やこれまで出会ってきた人々の話などを踏まえた形で解説している作品。
これまで『南洲翁遺訓』に関する本は読んだことがなかったので読んでみた。

著者が西郷と同じ鹿児島出身ということもあって、西郷に心酔していることが伝わってくる。

西郷を語る上でキーワードとして出てくる「敬天愛人」をはじめとして、
  • 君子はあまりいないので、小人をうまく活躍させること
    ただし、役職に任じるには能力よりも人柄のほうが重要なので、小人には報酬で報いるべきこと
  • 思っているだけではダメで、実行に移すべきこと
  • 失敗したことは認め、くよくよしすぎない
など、基本的だが生きていく上で大切なことが書かれている。

明治政府の元勲たちによる腐敗を嘆く西郷の姿がしばしば描かれていて、汚職事件はかなりひどかったのだろうと思った。
また、征韓論争では殺されて戦争を起こす目的で李氏朝鮮に乗り込むのではなく、大真面目に話せば分かると考えていたらしい。それでうまくいくのかは少々心もとない気もするが、考えとしては尊い。

西郷の思想上の師にあたる佐藤一斎による『言志四録』から影響を受けた部分も多いらしく、以前読んだ『言志四録』の現代語訳に書かれていたことと通じるものもけっこうあった。

本書では著者が自身を語る部分も多かったので、別に『南洲翁遺訓』の現代語訳した作品も読んでみたい。




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