『中学生から大人まで よくわかる中東の世界史』:雨読夜話

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中学生から大人まで よくわかる中東の世界史 (新人物往来社文庫)
中学生から大人まで よくわかる中東の世界史 (新人物往来社文庫)
村山 秀太郎
新人物往来社 2011-07-08

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イスラエルとパレスチナを中心に、エジプト、イラン、イラク、シリア、サウジアラビア、ヨルダン、レバノン・・・と、中東の国々の政情やこれまでの歴史的経緯を解説している作品。

  • イスラム原理主義のアルカイダと世俗主義のフセインは互いに軽蔑しあう関係にあり、反米だけで手を結ぶことは考えにくかった
  • シリアとフセイン時代のイラクはどちらもバース党が政権を握っていたが、仲は悪かった
  • ハマスがガザを実効支配するようになった背景には、パレスチナ人の比率が増えたためにイスラエルが入植地から撤退したことがある
  • イスラエルがシリアから奪ったゴラン高原を手放そうとしないのは、イスラエルの水源があるため
  • PLO(パレスチナ解放機構)は当初ヨルダンに本拠があったが、ヨルダンに支配されているパレスチナ人を解放することも目的に入っていたため、ヨルダンによる虐殺に遭って拠点を移さざるを得なくなった
など、メディアであまり解説されないポイントが分かりやすく書かれている。
どうやらパレスチナ人は、イスラエルだけでなくヨルダンやシリア、レバノンといった近隣諸国とも不幸な関係にあるようだ。

また、著者が以前イスラエルの空港で体験した警備の厳しさや、アルジェリアでのリビア砂漠横断などもコラムとして書かれているのも興味深い。

複雑な中東の政情について、多少理解を進めるに役立つ一冊だと思う。



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