『マイナス・ゼロ (広瀬正・小説全集・1)』:雨読夜話

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マイナス・ゼロ 広瀬正・小説全集・1 (広瀬正・小説全集) (集英社文庫)
マイナス・ゼロ 広瀬正・小説全集・1 (広瀬正・小説全集) (集英社文庫)
広瀬 正
集英社 2008-07-18

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47歳で早世したSF作家・広瀬正の代表作と言えるタイムトラベルものSF長編。

主人公の俊夫は東京大空襲の最中、焼夷弾を受けて瀕死の状態にある隣人の先生から、18年後の同じ日にここに来るよう遺言を受ける。
そして30代になった18年後のその日、その場所を訪れたことから、話が大きく展開していく。

具体的な内容は意外性が多くてネタバレとなるので書くことができないが、なにげない伏線が後になって活きてくるところや、小道具の使い方が絶妙なところなど、かなり作りこまれた作品に仕上がっている。

昭和初期の情景もかなり細かく書かれていて、重厚な作品にもなっている。

時間を扱った小説なだけに細かい部分をツッコめなくもないが、それよりも感動が上回りそのあたりはどうでもよくなってくる。

日本のタイムトラベル小説の中でも、ベストに挙げる人が多い理由がよく分かった。
他にも著者の作品が集英社文庫から数冊復刊しているので、これらも読んでみたい。



[代表的なタイムトラベル小説]
タイムマシン (角川文庫)
「タイムマシン (角川文庫)」
 著者:H.G. ウェルズ
 出版:角川書店
 発売日:2002-06
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夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)
「夏への扉 (ハヤカワ文庫SF)」
 著者:ロバート・A. ハインライン
 出版:早川書房
 発売日:2010-01-30

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