『日本は世界1位の金属資源大国』:雨読夜話

ここでは、「『日本は世界1位の金属資源大国』」 に関する記事を紹介しています。
日本は世界1位の金属資源大国 (講談社プラスアルファ新書)
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平沼 光
講談社 2011-03-23

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日本が潜在的に持っている金属資源や技術力を解説し、今後の資源戦略を提言している本。

まず、昨年発生した中国との尖閣諸島での問題でレアアースの存在がクローズアップされたが、太陽光発電や電気自動車、携帯電話に工作機械など、思っていた以上の多くの用途でリチウムや白金といったさまざまなレアアースが私用されていることが書かれている。

また、レアアースは中国にしかないのではなく、中共がこれまでダンピング攻勢で他国の鉱山を閉山に追いやってきたとあり、他の国からひんしゅくを買うえげつないやり方だと思う。
日本も仕返しに中国への工作機械の輸出を止めるなどのやりようはあると思うが、長期的に得かというと疑問があるし・・・

そして、
  1. 都市鉱山
  2. 日本近海からの金属資源の調達
というメインテーマについて語られていく。

まず、都市鉱山と呼ばれる、携帯電話や家電などの製品に既に使用されているレアアースを取り出す話がなされ、金や銀のストックは世界一に達することが書かれている。
また、他の金属も多く蓄えられていることも分かってくる。
当然、どのように集めるか、どのように取り出すのかという課題に対する取り組みも書かれている。

そして、海洋にある金属資源の部分では、海底の斜面や海水中にどのような金属が眠っているかや、資源開発への取り組みなどが書かれている。
これまで外国が日本近海の資源調査を規制する法律がなかったとのことなので、早急に整備を進めて欲しいところである。

他にも、鹿児島にある菱刈金山で算出される金の品位が世界トップレベルということや、レアアースを使用しない技術の開発が進んでいることなどが書かれている。

現状における日本の金属資源との関わりが分かりやすくまとめられていて、興味深かったと思う。
本書に書かれている取り組みが進んでいくことを期待している。


地上資源が地球を救う―都市鉱山を利用するリサイクル社会へ
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