『ST警視庁科学特捜班 赤の調査ファイル』:雨読夜話

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ST警視庁科学特捜班 赤の調査ファイル (講談社文庫)
ST警視庁科学特捜班 赤の調査ファイル (講談社文庫)
今野 敏
講談社 2006-08-12

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今野敏によるSTシリーズの1冊で、タイトルから予想がつくように本書では赤城がメインに活躍する。
普段検死の担当として登場する赤城だが、実は医師ということを知らなかった。

今回はインフルエンザで大学病院を受診した会社員が病院で処方された薬を服薬後、アレルギー性の病気でなくなる事件が発生し、遺族から医療ミスではないかとの訴訟がなされる。
そして他の医者たちからは大学病院の医師による処方が適切だったとの判断がなされる中、赤城は責任があったと主張して捜査に当たっていく。

一匹狼でありたいのに不思議な人望がある赤城だが、事件のあった大学病院で研修医をやっていたことが明らかとなり、謎めいていた過去の話が次々に明かされていく。

大学病院をはじめとする医学界の暗部、例えば大学病院では紹介状がなければ対応が悪くなることや、組織的な隠蔽体質などが描かれていて、かなりリアルに感じる。
とりあえず、ちょっとした病気で大学病院にかかるのはやめようと思わされた。

今回は大学病院での話だったために黒崎によるアクションシーンがないのが残念だったが、その分赤城の医師としての苦悩などが書かれていて厚みがある。
メンバーにスポットを当てた作品があると、シリーズとしての幅が出て面白い。



[大学病院を舞台とした代表的な小説]
白い巨塔〈第1巻〉 (新潮文庫)
「白い巨塔〈第1巻〉 (新潮文庫)」
 著者:山崎 豊子
 出版:新潮社
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