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毛利博物館に特別展 「国宝 -毛利家の至宝-」を観に行った:雨読夜話

ここでは、「毛利博物館に特別展 「国宝 -毛利家の至宝-」を観に行った」 に関する記事を紹介しています。


以前赤瀬川原平・ 山下裕二著『雪舟応援団』を読んで、山口県防府市の毛利博物館では11月のみ所蔵されている雪舟の『山水長巻』などの国宝が公開されることを知り、ちょうど時期だったため昨日観に出かけた。

まず、雪舟の『山水長巻』(『四季山水図』)は16メートルの大作で、本で一部を観るのとは異なり、その大きさや細かさ、迫力に圧倒される。
普段本などに掲載されている山や岩、松の木などのパートだけでなく、海や川、中国の領主の邸宅と思われる城壁に囲まれた屋敷なども描かれている。
ダイナミックなタッチと繊細なタッチが織り交ぜられているのと、近景と遠景のバランスをあえて崩しているような描き方が印象に残る。
他の観客が”サインペンでも使ったようなタッチ”と話しているのが聞こえ、どのような絵筆を使用しているのかも気になってしまった。

また、下記のように有名な国宝・重要文化財の数々が展示されていて、その質と量にテンションが上がった。
  • 後水尾天皇の二条城への行幸を描いた『洛中洛外図屏風』
  • 正親町天皇から毛利元就に、即位費用献上への返礼として陸奥守を下された綸旨
  • 勘合貿易で使用された、日本国王の木印
  • 教科書などでよく目にする、毛利元就画像
  • 毛利元就所用の鎧である「色々威腹巻」
  • 元就が三人の息子に宛てて書いた 「三子教訓状」
館長とおぼしき年配の学芸員の方が解説なさっていて、なるほどと思いながら話を聞いた。

関ヶ原の合戦において家康の重臣である本多忠勝と井伊直政から毛利輝元に宛て、”徳川に敵対しなければ領地はそのままにする”という意味の書状も展示されている。
当然これは家康本人の書状ではなく家臣が勝手に出したものという理屈で破られるわけだが、日本の様々な神仏に誓って・・・という文があったのが印象に残った。

これが国立博物館などで特別展が開催されると、かなりの混雑になるだろうなと思った。
場所が地方ということもあって比較的すいており、ゆっくり観ることができてよかった。



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