『怪獣記』:雨読夜話

ここでは、「『怪獣記』」 に関する記事を紹介しています。
怪獣記 (講談社文庫)
怪獣記 (講談社文庫)高野 秀行
講談社 2010-08-12

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辺境への冒険に関する著書の多い高野秀行による、トルコ東部のワン湖にいるというジャナワールと呼ばれるUMA(未確認動物)の目撃情報を調査に出かけたノンフィクション。

著者は有名なネッシーやイエティのような「既知の未知動物」には関心がなく、例えばこれまでの著書に登場した”ムベンベ”や”ウモッカ”といった一般に知られていない「未知の未知動物」が好きなのだが、同行の士との雑談の中で比較的有名なジャナワールのことを耳にする。

調査してみるとCNNで放送された目撃ビデオがあったり、48人分の目撃証言から連絡先などまで書かれている奇書を発見するなど、もう行くしかないということになる。

そしてイスタンブールからワン湖周辺へ出かけ、皆からバカにされながらもジャナワール情報を収集していく。
当然あからさまにあやしい人物が所持しているどう見てもヤラセと思われるビデオ映像や、要領を得ない証言などが多く出てくるが、謎の物体を発見してしまう。

トルコ東部はクルド人が多く居住している地域でもあり、政府とクルド人武装勢力の戦闘までもがジャナワールとつながってきたりもするのには驚かされる。

著者や同行者たち、さらには現地のガイドや運転手兼ジャーナリストらの言動で笑ってしまうところも多く、他の著書にひけをとらない面白さだった。



[著者の近著]
辺境中毒! (集英社文庫)
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