出光美術館へ特別展『三代 山田常山 ―人間国宝、その陶芸と心』を観に行った:雨読夜話

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一昨日、丸の内にある出光美術館へ『三代 山田常山 ―人間国宝、その陶芸と心』(2012年1月7日~2月19日)を観に行った。

きっかけは先月出席した同窓会で招待券(つまりタダ)をもらったことである。
この特別展にはほとんど知識も関心もなかったが、転居後にこの辺りへ行ってなかったし、出光博物館自体には『TOKYO美術館2011-2012』に掲載されていて関心を持ったことで出かける気になった。

有楽町線の有楽町駅から出光美術館の入っている帝国劇場と同じブロックにあるビルから一旦地上に出て、出光美術館の入り口からすぐにエレベーターに乗って9階へ進み、受付で招待券を渡して入った。

この三代目山田常山の最も多く作った作品は急須ということで、紫泥やら朱泥やらという種類の急須をはじめとして、他に皿や茶器といった陶器類が多く展示されていた。
正直あまり区別がつかなかったこともあり、ざっと流しで見ていった。

この展示を観たことをきっかけに茶器に目覚めた!ということはなかったが、このような展示もあることを知ったということで、それなりに意義があったかもしれない。

この特別展のゾーンを出て、何か他に展示みたいなものはないかと見回したところ、併設展として「陶片室」と「ルオーとムンク」の一角があった。
前者は縄文時代から近代にかけて発掘された陶器の破片が展示されている一室で、後者にはルオーとムンクの絵が展示されていた。

「ルオーとムンク」において、ルオーの作品は初代館長出光佐三が収集したもので、一方ムンクの作品はノルウェーのオスロ市立美術館から貸し出されたものという。

ルオーは名前を少し聞いたことがあるくらいの印象しかなかったが、ここではキリストの受難を太い線と鮮やかな色合いで描かれている作品が展示されていて、ちょっと関心を持つきっかけとなった。

ムンクはあの有名な『叫び』のみで認識していたが、絵の解説を読むと『叫び』同様に作風も生涯も屈折していたようである。
3点展示されていた中でも『殺人』や『葬儀』は色合いやタッチこそ明るいものの、描かれた対象は暗い。

内容こそ入れ替わるが「ルオーとムンク」は常設のようなので、メインとなる特別展がいまいちだった場合もリカバーできそうなことを知ることができたのも収穫である。

便利のいい場所にあるので、関心ある特別展があればまた行ってみたいと思う。



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