『史疑徳川家康』:雨読夜話

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史疑徳川家康
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雄山閣 2008-07

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史疑 徳川家康事蹟
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直木賞作家が、外祖父の村岡素一郎が明治時代に著した『史疑 徳川家康事蹟』を現代語訳している作品。
これは徳川家康が松平元康になり代わったという論考で、著者の『異説 徳川家康』や八切止夫の『徳川家康は二人だった』の元となっている。

家康が駿府生まれで子供の頃に又右衛門という人物に売られたこと、松平元康嫡男の竹千代(信康)をさらったこと、家康祖父の清康が殺害された「守山崩れ」という事件は実際は元康が殺害されたことなど、当然ながら上記に挙げた作品の内容が多く書かれ、改めて読んでも面白い。

著者や村岡氏には家康を貶める意図があったわけではなく、むしろ逆境を乗り越えてのし上がっていった家康を尊敬していることが十分に伝わってくる。
本文でも書かれていたように、徳富蘇峰が

家康は、家康である。新田義重の後と云うたとて、別段、名誉でなく、また、乞食坊主の子孫と云うたとて、別段恥辱でもない

と書いている通りだと思う。

他にも、松平氏は藤原氏の一族とされていたこと(家康が源氏と称する前に藤原氏を称していた理由が分かった)、家康が実は家族思いで子煩悩なタイプとされていること、切腹させられていた信康が実は生存していた説なども書かれていて、興味深さゆえに早く読み終えてしまった。

他にも何冊かこの手のテーマを扱っている作品があるので、それらも読んでみたい。



[著者がまえがきで、パクリだと批判していた作品。実は関心がある]
徳川家康―その隠された謎の真相〈上巻〉徳川家康―その隠された謎の真相〈上巻〉
(1989/07)
木宮 高彦

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